欲しかったボール盤を買ったら捗った
もう11月も終わりとなり、今年最後の1ヶ月である12月がやってきます。
12月といえばクリスマスですが、今年はコロナの影響もあって、クリスマスも大して盛り上がらないような感じですが、却って今年はホームパーティーが開かれることが多くなって、実際の海外のクリスマスと同じスタイルになるだけかもしれません。
だいたい、ハロウィーンもそうですが、日本はなんだかんだとこじつけて事を大きくする癖がある。
ハロウィーンもクリスマスも海外ではそんな騒がないですよねー
そうした知り合いだけでひっそり愉しむのも、今年は特に良いかもしれません。
さておき、今回はいわゆるレビュー動画のような感じで、購入したボール盤について動画配信を行いました。
ボール盤って結局のところあるとすごく便利なのは分かっているけど買うまでは必要ないやろ的なツールだと思います。
穴開けるだけで何万もする道具を買うなんてもったいないというところでしょう。
かくいう私もそうでしたが、なんだかんだ言って電動ドリルで穴を開けてきましたが、どうもまっすぐ開いた試しがない。
いや、別にまっすぐ開かなくても良いから電動ドリル使うんじゃないのか?というところですが、やっぱりどうしてもまっすぐ正確に開けたい時もあるんですよっ!
手動であってもドリルガイドキットを使えば安くつくし結構まっすぐに穴が空くので、例えばツーバイフォーなどに穴あけするにはそれで十分いけるので大丈夫。
でも、結局その他は手作業でドリルするからちょっと斜めになってしまうこの人間の不正確さが憎たらしい。
そこで今回、やっぱり正確に開けたいということがあって、ネットで物色していると「展示品」という名目で格安のボール盤が目に入ったのです。
こういった縁というのはすごいね。
欲しいと思ったら引き付けて来たなんて感じなのでしょうか?
展示品といってもたぶん在庫していただけで中身は未使用状態。
ただ、箱がボロボロだったので展示品扱いにしたんだろうと推測。
そして価格が1万円を切っていたからすごいです(税抜きでね)
だからこの際、これは自分を待っていたんだ!と勝手にいいように解釈して即購入!
ある意味衝動買いに近いけど、そんな感じでないといつまでたっても「毎日使わんからまだいらんやろ」となっていつまでたっても買いそびれてしまうでしょう。
ま、そんなわけで、今回そのボール盤を購入して使ってみたら、やっぱり作業が捗るし正確に開けれて気分も良いしで、同じように購入を迷っている人や検討中でちょっと背中を押して欲しい人へ、どんなツールなのかが大体わかるような動画に仕上げました。
早送りをかなり少なくしたので、23分弱という長い動画になりましたが、まぁゆっくり観てください。
ボール盤を使ってみてどうなのか?
正直なところ、ボール盤もピンキリまであって、DIYで使うようなものは比較的安く売っているので全然手が届く範囲のツールです。
もっというと、ツールの中でも安い方じゃないかと思うのです。
例えばインパクトドライバーや丸ノコなんてそこそこするものが多い中、もちろん1万前後の製品もありますが、サイズ感からしてもボール盤は安いツールの部類じゃないかと思います。
その中でも、この藤原産業のSK11ボール盤は安く手に入れられる中の1つだと思います。
あとはリョービや、高儀のアースマン、新興製作所など比較的安く購入できるボール盤を販売しているメーカーがありますが、おそらくSK11が安さでは1、2位を争っているかと思います。
安かろう悪かろうでは実際商品は長く売れ続かないし、基本的に安全でなければいけない電動工具なので、安いからといってそれがすなわち品質が著しく悪いとは言えないと思う。
ただ、やっぱりマキタを筆頭にプロ仕様のツールをメインにしているメーカーの製品と比べると劣るのは仕方がないし、そもそも比較することが間違っていると思います。
そんなマキタと同じ土俵でなんか戦っていないんだから。
で、使ってみてどうなのか?使ってみたところ、結論から言うととっても満足しています。
なるほど、1万数千円のボール盤であればこのぐらいのレベルで使えるのかと言うことがわかることも大切なんだと思います。
だから、入門機としては最高に良いんじゃないかと思うのです。
まぁ、ほんとこれだけできればとりあえず十分だと思えるクオリティです。
穴あけでいうと、動画にも紹介していますが、木工24ミリ、鉄工8ミリまでのキリ(ドリルビット)が使えます。
木工24ミリというと、ボアビットでも小さい方になりますので、もうちょっとサイズの大きいものを使いたいなという感じはあります。
あと、ホールソーも使ってみたいところです。
今回、ホールソーは使っていませんが、50ミリのボアビットを試していますが、やはり50ミリは面積が大きいので摩擦による抵抗が大きいのか、パワー不足を感じます。
ただ、ベルトを変えるともう少しいけるかなと感じました。
ベルトは本体上の蓋を開けるとプーリーが収納されていて、そのベルトを掛け替えると速さ調節ができるというものです。
とにかく、穴あけは垂直に綺麗な穴が開けれるので満足していますが、何より穴を綺麗に開けれるということがこんなに気持ちの良いものなんだというのが使ってみた感想として一番近いかもしれません。
正確な穴を開けるということは制作物の精度も上がるということになるので、買うかどうか迷っているならやっぱりボール盤は買ったほうがいいと強く思いますぅ。
とにかくおがくずが散乱する
他のツールでも木屑がいっぱいになっていちいち掃除しないといけませんが、このボール盤も同様に木屑が散乱します。
例えば、卓上丸ノコだったり、この前に購入したベルト&ディスクサンダーなどなど他にもいろいろありますが、それらにはほぼ必ず「サイクロン集塵機」を接続し、集塵機を連動スイッチにして電源を入れると同時に吸い込みが始まるようにしているので、それをしていないときに比べるとかなりの木屑が吸い込まれて散らかりにくくなっています。
それによって、作業自体もスムーズに気持ちよくできるわけですが、このボール盤にはそうした集塵機を接続できる感じになっておらず、土台にパイプがついていて上に本体があるという至ってシンプルな構造なため、ワークテーブルに散乱する木屑に対してなすすべなしという感じになっていました。
動画でもわかる通り、ボアビットの場合は特に木屑が飛び散りがちなのですが、比較的重い鉄屑に比べると吸い込みやすいので、是非ともこの木屑とやらを集塵機で吸い込んで快適な作業を実現したいわけです。
そこで今回、製品レビューだけでなく、サイクロン集塵機に接続できるノズルホルダーを自作しました。
自作といっても非常に簡単な作りなので、もうすでにボール盤を持っている方は試してみてください。
必要なのは、ホースなどを留めるホースクランプを大小2種類、そしてM5かM6ぐらいのボルトとナット1個ずつ、TS 異径ソケット 塩ビパイプ用継手を1個です。
動画にあるように、クランプそれぞれに穴を開けます。
片方は支柱側になるので、なるべく傷つかないようできるだけ面取りしてボルトの頭が出ないようにします。
もちろん、何らかの保護シールかまたはラバーを内側に貼り付けても良いでしょう。
ナット側は塩ビパイプ側になるので、そのナットが当たって邪魔になります。
そこで、ナットのサイズに塩ビパイプをグラインダーか何かでカットしますが、これで取り付けも可能になる他、ナットが動かなくなるので固定がしやすくなります。
あとは、カットした部分にグルーガンなどで隙間を塞げば吸い込み力が落ちずで良いでしょう。
これは簡易な方法なので、また時間があればしっかりしたノズルホルダーを作れればと思っています。
これにより、おがくずが吸い込まれて、ワークテーブル上はかなり快適なスペースになりました。
今回はやっと購入したボール盤のレビュー動画になりましたが、このSDP-300VだけでなくSDP-600Vやラジアルボール盤 SDP-600RDという上位版を買うのも良いと思いますが、とりあえずこのボール盤を使い倒して、次はプロ仕様のものを買いたいと思います。
おしまい