簡単な修理で直るものなのか?

なんと、沖縄県周辺で台風9号が通っているということですが、この台風の名前は「メイサーク」というようです。

横文字で書くと「Maysak」となりますが、意味は木の名前で、命名したのがカンボジア、しかもフィリピン名は「Chedeng」とWiKiに書かれていました。

なんで木の名前やねーん!と突っ込んでしまいましたが、非常に強い台風ということなので注意が必要です。

風といえば扇風機。

扇風機といえばサーキュレーター

サーキュレーターといえば、全く回らなくて困っているいちにいです。

そんなわけで、今回は安もんのサーキュレーターが回らないのでなんとかして回るようにしたいという修理作業の動画を公開しました。

この動画を出してみて思ったことは、実は意外と扇風機が回らなくて処分している人が多いんじゃないかということです。

扇風機なんて、そう簡単に回らなくなったら扇風機の意味がないのですが、今回のは丸い(当たり前か)卓上に置けそうな低いタイプのもので、一般的な首のあるタイプではありません。

ただ、仕組みは同じなので、どんな扇風機でも同様の作業で大丈夫かと思います。

但し、修理の専門家ではありませんので、あくまでDIYレベルの修理方法だということをご理解ください!

とはいえ、そんな複雑な造りでもないので、大変簡単な作業で完結するものです。

潤滑油として灯油系はダメ!

KURE556

今回の修理の前に一度サーキュレータをバラして掃除、そして注油したことがあり、その時は調子よく動いていて余裕かましていたのですが、まただんだん動きが悪くなっていって回りが遅くなりしまいには「ウーンウーン」というモーターの頑張ってる音がかすかに聞こえるような状態になりました。

要するに、モーターの馬力が摩擦によって抑えられてしまってモーターの力負けになっているということです。

ていうか、ちゃんと注油して滑りが良くなったんじゃないのか!?とサーキュレーターを殴打したり罵倒していたのですが、そんなすぐに回りが悪くなるようなものでもないと思ったので、とりあえずググってみると衝撃の事実が発覚したのです。

それは、潤滑オイルといっても石油類でも灯油系は使っちゃダメ!ということでした。

いやいや、使ったのはあの有名なKURE5-56という万能な潤滑油ですよ!?と。

ところが、恐る恐るそのKURE5-56の裏面にある注意書きを見てみると、そこには小さな字でこう書かれていました。

※第3石油類(鉱物油、ケロシン)

ケロシン?

調べてみると、ケロシンの主成分(灯油)となっていた。

これ、あかんやつやん!w

なんで灯油系はあかんのか?

灯油

機械にはそれに合ったオイルがあるのですが、そんなの素人には全部同じに見えてしまうものです。

でも、普通に考えると自動車のエンジンオイルなんかそうですが、サラダ油もオイルなんだからといって入れてしまう人はほぼいないでしょう。

でも、適合じゃないけど、なんとなく使えるというものも存在すると思います。

ちょっと改造すれば天ぷら油みたいな廃油でも走る車もあるぐらいですが、基本的にはそれに合った油を使うのがベストだというわけです。

ところで、なんで灯油系はそうした駆動系に使用してはダメかというと、灯油は有機溶剤になるので、油脂系は溶解してしまいます。

機械系の仕事をしている人ならわかることですが、機械部品などを洗浄するときに使う「洗い油」というのはだいたい灯油(中にはガソリンも使う)を指すようです。

要するに、KURE5-56を駆動部分に注すということは、すなわちグリースが付いていて摩擦が起きないところに、わざわざ洗い油で洗い流してしまっているという事になりますよねw

ということは、回らなくなっているところへ更に摩擦が起きる逆効果のようなことをしていたわけです。

そういえば、車屋さんでパーツをガソリンで洗っていたことを思い出した…

そうなんですよ、まったく逆の作業をして扇風機を直したと勘違いしていたわけです。

そもそも灯油とは灯火の油ですよね。

駆動系にはグリースです

グリース

今回、な〜んも考えず、潤滑油としてKURE5-56を使ってしまいましたが、普通に考えると洗ってしまうのでダメなのは解ることです。

まぁでも、それによってこの動画が意味のあるものになれればそれで良し!としましょう。

基本的には摩擦の多い部分には増ちょう剤を加えたグリースが使われるので、今回実は2種類のグリースで迷っていたのですが、結果的には簡単に使えるスプレータイプを購入して使いました。

スプレータイプでも構わないのですが、永続性には少々欠けるとも言われますので、たまにはグリーススプレーをしてやればいいのではないかと思います。

ただ、基本的には粘性のものがベストなようですが、今回のサーキュレーターにはこれでOKです。

種類としては、重機関係に多く使われる「二硫化モリブデン」や万能と言われる「リチウム石けん基グリース」などのグリースがあるようです。

間違っても灯油系の潤滑油は使わないようにしましょうね!

おしまい

おすすめ品

エーゼットの潤滑油製品はおすすめです。スプレーと粘性のチューブタイプがあります。ホームセンターコーナンのオリジナルグリーススプレーは安くて手ごろ。今回の程度ならこれでも良いかも!?

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