特殊なナットを使ってDIYの幅を広げる!?
やっと涼しくなってきました。
と言いつつも、この不安定な天候を見ていると、またいきなり暑さが戻ってくるのではないかと思っています。
まだ工房がないので常に屋外作業になるため、家具も作れるぐらいの気候になってくれると非常にありがたい。
昨日なんて、子供らの自転車スタンドを1本足のサイドスタンドから両立のスタンドへ換えろ換えろとやいやいうるさいのでちょいちょいと交換したのですが、それだけでも汗だくになるからたまらんのです。
そんなわけで、それも動画にしちゃおうかと思っていますが、そんなスタンド交換ぐらい簡単にできるわ!と思う人は多いと思いますが、それでも世の中には不安な人も逆に多いはずなんです。
DIYってのは「ドゥイットユアセルフ」の短縮形であって、結局は「自分自身でやる」ってことが軸になっているので、自分でやるときはどんな簡単なことだと思っていても不安は払拭できないことはあるはず。
だから、例えば工具もほとんど使ったことがないお母さん1人だけでも子供の自転車スタンドを交換できるように勇気付けることができれば、その動画は意味があったと感じられるのではないか、そう思うのです。
以前にパンク修理動画なんて誰も観てくれないだろうと思いつつ、とりあえず撮影しておいたものを動画にして公開したところ、多くのご視聴をして頂いたこともあるので、自分では意味もない役に立たないだろうと思い込んでる事でも、世の中には必要だと感じてくれる人もいるという事です。
もっと簡単な例えで言うと、誰もが知っている「ヤフオク」です。
ヤフオクには「こんなもの誰が要るの?」と思うような変なものやゴミみたいなものでも入札されていることがありますよね?
自分自身にとっては簡単であったり不要であったりしても、それを必要としている人が世の中にはたくさんいるということを感じてしまうのです。
だから、この暑い季節には屋外作業がままならないので、いくつかの小ネタ集として一見くだらないようなものでも撮影しておいて、時間のあるときに編集して世に送り出す「ニッチな小ネタシリーズDIY」をやっています。
その1つとして今回公開したのが、この「特殊ナットの使い方」なんですよね。
いいんです!数人の方々のお役に立てれば嬉しいのです。
それぞれのナットの特徴は?
まず、今回紹介したものの中でもよく使ったのが鬼目ナットと爪付ナットです。
その中でも爪付ナットはチェストやテーブル、シェルフなどなど、そこそこ重量化する場合もあったりしてガタつきがあると使いづらいものによく使っていました。
動画内でも案内している通り、高さ調整の足を付けるときのナットとして使用するのですが、これが非常に便利で簡単なのです。
鬼目ナットでもいいんじゃね?と思う人もいるかと思いますが、もちろん鬼目ナットでも可能ですし、手間でいうと鬼目ナットの場合はドリルでの穴あけ一回で、あとは六角レンチでねじ込むだけで終わるのであっという間にできるわけです。
片や爪付ナットは、下穴開けてボアビットで掘って、それからドリル穴あけ、最後にハンマーで打ち込むという2倍の手間がかかってしまいます。
でも、足の高さ調整にする場合、重量があったりする家具にはフランジ部分がある爪付ナットの方が安心安定で、つば付きであっても穴にねじ込むだけの鬼目ナットでは少々頼りない。
しかも、鬼目ナットの場合は「ドリルで穴あけをしてねじ込む」ので、必ずしも直角に入り込む訳ではなく、床面に対して垂直になるかというと、中には若干斜めになっている事もありうるのです。
そういう意味では、足の取り付けに使うナットとしては爪付ナットが最適なのでよく使用してきました。
この場合、上から重量がかかるので、引っ張り動作に不適切な爪付ナットでも全く問題ないのです。
爪付ナットは、動画でも紹介しているように、向こう側からモノを挟んでこちら側から締め付けることで密着度を高められるとても固定度合いの強いパーツです。
例えば、ボルダリングのような壁をよじ登る時に掴む「クライミングホールド」を取り付ける際にも使われるぐらい強固なのです。
簡単にDIYできるので、ご自宅でお子様のプレイグッズとして作ってみてはいかがでしょうか?
次に、鬼目ナットを使用する場合によく使うのが、ダイニングテーブルなどの脚を取り付ける部分です。
だいたい脚を付けたままでは持ち運びもできないので、ダイニングテーブルなんかは脚を着脱できるようノックダウン式が多いと思います。
そのノックダウンにする時の脚側に鬼目ナット2個を埋め込み天板下の内側から外に向けてボルトで締め付けて脚を固定する訳です。
このノックダウン式には2通りあって、上記のように脚に鬼目ナットをねじ込んでおくタイプと、寸切りネジをねじ込んで内側からはナットで締め付けるという、全く正反対の方法があります。
どちらでも良いですが、個人的には鬼目埋め込みの方が好きです。
板付ナットなんかは、吊りにも引っ張りにも強いので、アイデア次第でいろんな使い方ができるはずです。
最近使ったものでは、PPチェスト改造でハンガーポールに使用していますが、これは非常に使いやすくて良いです。
他では、壁面に立てる「ディアウォール」いわゆる縦型つっぱり棒に取り付けてハンガー掛けにしたりしていましたが、これにもバッチリでした。
ディアウォールは賃貸マンションでも壁に釘を打たずにラックなどを作れるので非常に便利です。
インテリアのDIYにはとても重宝するアイテムじゃなかろうかと思うのです。
板付ナットに寸切りネジそしてホースで作るハンガーポールをお部屋に1つどうですか?
おしまい