前回のホールジグとの違いとは?

pocket hole jig 2

昨晩は最近で一番肌寒い日だったように思いますが、日中はまだ半袖でちょうど気持ちがいい感じなので過ごしやすい。

こんなDIY日和だというのに、交錯するよりも多々やることがあって先延ばしになってしまっているのが歯がゆい今日この頃ですが、あのクソ暑い夏真っ盛りの時に作るものが多かったことを考えると、歯がゆいを通り越して喉がかゆいいちにいですー

そんなぼやきはさておき、先日に製作したポケットホールジグの改良版というか、改善版のホールジグを公開しましたが、録画時間が長くて、結局1本の動画に収められませんでしたので、今回も2部作という形となりました。

それで、今回はその1作目ということになりますが、今回は材料のカットから組み立ての一部までとなります。

カットするのも、ものが小さいので細かいカットもあって小さなパーツを接着して作っていくという屋内作業でも十分できるものなので、雨が降れば屋内へ移動という選択があって、いつも恐々としている雨を気にせず作ることができました。

今回のホールジグは、前回のような木屑が出てくる穴を初めから作ることが前提でデザインしましたので、木屑の吸引口の位置や形状、そしてどう付けるかという部分が主になっていたので、そこをどううまく馴染ませるかが少々難がありました。

というのも、当初は集塵機のホースをきっちり嵌めることが重要ということで、塩ビパイプを使うつもりで考えていましたが、木製の本体に塩ビパイプをジョイントさせるのは、素材の違いの問題があって余計な手間がかかる可能性もあったのですが、それもだいたいクリアできると踏んで進めていました。

でも、どうも雰囲気的にしっくりいかない感じを払拭できず、塩ビに色を塗って雰囲気を変えるか、または柄を入れて逆に素材を主張させることで全体的な表現を押し出すかなどいろいろ検討した結果、木製のパイプを使うことになりました。

そもそも、塩ビをどうやって平らな板に接着するかという問題があったのですが、これは塩ビパイプのメーカーへ電話で質問して、エスロン接着剤でその塩ビパイプと、発泡塩ビ板という板が接着可能なのかという問題は一応大丈夫だという回答を得たので、その材料同士を接着して煙突(吸引口)を作れば良いかと考えていました。

結局のところは、そうした異素材を組み合わせることで良い方向に行くことも大いにありますが、今回は煙突の直径のこともあって、塩ビは35mmあるため3mmほど削るという作業も発生するのですが、木製パイプはちょうど32mmだったこともあって寸法をクリアできた木製パイプを選択しました。

これが結局は良かったのでした。

デザインに対してのファンクション

空気孔がミソ

費用対効果ならぬ、デザイン対機能ですが、デザインに走りすぎるとだいたい機能的にプアなものになりがちと思われているわけですが、デザインというのも実用的なツールという範囲があるので、そんなにこだわる必要はないと思っています。

だから、機能を追求してその結果デザインに反映されたものが美しいデザインなんだと思うので、まずは機能的部分でどのようなものが必要か、そして複合的に考えて、その機能を十分発揮できるためにはさらに何が必要かを考えると、結果的には「空気の入口と出口を作る」というところに落ち着いたのです。

その流れでできたのがフロント部分のパイプとパイプの間にあるスペースに穴を開けることで生まれる「空気孔」でした。

空気孔なので、ここからは空気が入ってくるところになります。

空気が入るスペースがあれば良いので、別に円形にする必要はなく、このスペースの範囲で許される部分を考えて穴を開けてみました。

結果、円の7割ぐらいのサイズでいわゆる半円よりも大きいサイズですが、これがちょうど良かったのです。

そして次にはバック部分には木屑を吸い込む、クズ排出口の穴を上から約20mmほどボアビットで穴を掘って空気の出口を作りました。

これで、木屑の通り道として「空気の入口と出口」ができたのです。

この穴は、フロント部分が20mm、バック部分が24mmの穴径ですが、バックの穴径がちょうど煙突の内径とぴったりなので効率よく吸引できることになりました。

結果的に、こうした部分も木製パイプにして良かった1つです。

一応、煙突を付けなくてもクズの出口はあるので、このままでも使えますし、試してみた結果、これでもまぁOKでした。

パイプは今回アルミ製を使用しましたが、通常は鉄製でニッケルメッキされたスペーサーを使用する方が強度的にも良いと思います。

もしくは、ステンレスのパイプをカットして使うのもOKでしょう。

このアルミパイプを使った結果、良かった面は軽さと加工のしやすさです。

今回のタイプは前回のようにパイプの先を斜めにカットする作りではないので、ドリルの接触によって大きく削れる心配はなく、特にアルミでも良いかなと感じました。

第2部の見どころとその先

煙突はアウトレット

次作の第2部は、組み立ての続きと塗装になりますが、フロント部分の接着と、車で言うところの「チンスポイラー」部分、そして最も重要な煙突部分です。

チンスポ(チンとはアゴの意味)は、ここも端材をカットしたものを使っていますし、煙突のベース部分もフロント部分のカットした残りを使っています。

煙突内部は、木工用のロータリーヤスリでガリガリ削って少し大きくしています。

見どころは特に難しいことをしていないので、あえて言うとすれば煙突を据え付けるところ、そして実際に吸引した時の木屑量です。

集塵機で吸うことによって、木屑の散らかり方や、穴の仕上がりなども見てもらえれば、このホールジグを作った意味がよくわかると思います。

最後に、その先に登場するホールジグ・システムについてですが、これはこの場で言えるのは、このジグがドッキングすると言うことだけです。

スペースシップにドッキングするなんて、私の子供の頃によく登場するロボットアニメそのものという感じです。

とにかく、まずは次の第2部をチェックして想像してみてください!

おしまい

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