極端に大きい音と極端に狭い空間
先日、どうもなかなか痛みが無くならないので病院に行ってみたら「レントゲンを撮りましょう」ということになったので仕方なく被曝してきたのですが、そこには骨の異常は見当たらないので筋の痛みなのかという疑いを持っていたところ、どうやらそのレントゲンにうっすら軟骨にちょっとした異変があるかもしれませんという事で、MRIでもう少しはっきりした原因を探ることになり本日改めて病院へ行ったのです。
MRIというとはるか昔に事故を被った際に一度利用したことがあった。
その時の感想は、音が凄いという事と、ドームの中が狭いという事。
まずドーム内が狭いという事で閉所恐怖症の人にはもうとんでもなく死ぬほどの苦痛でおそらく20分〜30分の撮影時間は耐えられないと思います。
自分自身も閉所恐怖症かと問われると、それほど酷い恐怖は無いかもしれませんが、どっちかいうと恐怖症側にいる人間だと思います。
まだこうした医療機器の中であれば、目を閉じて自分に言い聞かせながらなんとか頑張れるだろうと思うのですが、とんでもなく恐ろしいと感じるのは、全く身動きの取れない狭所に入り込んだ場合です。
例えば、探検ものやドキュメンタリー、または映画などで洞窟や鍾乳洞などの地下を抜けるような映像で、洞窟で体が身動きできないぐらい狭いところに入り込んでぬけなくなったりしているシーンを見るとすごく恐怖を感じます。
体が通り抜けれるかどうかわからないぐらいの隙間に入っていく人ははっきり言って凄いと思うが、正直「なにやってんの?バカなの?」と思ってしまう。
抜けなくなったらそこで白骨になるまで抜けれないでしょう?
そういった身動き取れないような狭いところはどうしても苦手。
だから、洞窟の探検隊とか絶対になれない。
底が見えない恐怖感
しかし、昔SCUBA DIVINGでお客さんを連れて海中ごく小さなケーブとかアーチに入って行ったりしていたことをふと今思い出したけど、その当時はそんなに閉所に対する恐怖は無かったように思う。
ただ、海は好きでも、潜ると果てしなく濃いブルーが海底に向かって延々と続いている状態はあまり好きでは無い。
まぁレクリエーションダイバーではそんな外洋にはほぼ潜らないから問題ないけど、ドロップオフの海底への深さはそれに近い感覚かもしれない。
ドロップオフとは、海の中でなだらかな浅瀬が続いていて急に断崖絶壁になっているところです。
潮流が早いのでその潮の流れに沿って移動できる楽チンなダイビングで、岩肌についているカラフルなサンゴや魚も多くて非常に楽しく人気も高い。
とにかく、光が差してくる程度の深さなら良いけど、正直40m以上潜ると薄暗くて恐怖感は大きくなる。
しかも、海の色気がなくなって殺風景なので結構好きじゃない。
だから、やっぱりそういう環境を好まないので作業ダイバーにもなれない。
これは深所恐怖症とでもいうのだろうか。
まぁそういう事で、閉所に対する恐怖症はさほどキツくないけど、今日は少し昔に利用した時の閉所への胸騒ぎ感があったのは正直なところでした。
でも、今回は脚だったし、説明の時に首辺りまでは入りますとのことだったので、心の中で「セーフ!」と思わず叫んだ。
やっぱり、頭まですっぽりドームに入るのと、首までとは全く気分が異なる。
目の前に狭いところを感じる壁があると一気に恐怖が沸き起こると思うのです。
ノイズの大運動会
次に音がうるさいという事ですが、音がうるさいぐらいなら全く問題ないと思うのですが、そのうるささがハンパないのです。
ガーーーーギギギーグオングオングオンビーーーーードィンドィンドィンガガガグオングオングオン…
もうね、彦摩呂風に言わせてもらうと「ノイズの大運動会やぁ!」と言うぐらいひっきりなしに音が走り回っている感じ。
ただ、ちゃんと事前にヘッドフォン(音楽は流れてない)を付けてくれるので、かなりマイルドにはなっているけど、それでもどれだけ騒音が出ているのかは分かるほど五月蝿い。
どうしてあんな音が出るんやろとずっと考えてたが、もちろんMRIにはスピーカーが付いているわけではない。
ところで、そのMRIってなんぞやと思っている人のためにちょっと書いておきましょう。
MRIとは(MagneticResonanceImaging)磁気共鳴画像診断といって人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせる時に発生する信号データを画像にするというものらしいけど、そんなナンノコッチャわからんという人は多いと思います。
誰がこんなこと思いついたんだろうとしみじみ感心してしまいます。
なんで磁気の共鳴でなんで人体の中まで写せるの?って感じです。
とにかく、レントゲンやCTのようにX線を使わないので安全といえば安全だけど何と言ってもMRIはとっても医療費が高い!
そんなわけで、今日はたぶんピップエレキバンの数億倍ぐらいの磁気を浴びて血液中の鉄分が大騒ぎしていたはずなので、明日はコリもほぐれて快調なのでしょう(な訳ない)。
MRIの検査結果、やはりうっすら白くなっているので痛みを取り除きたいなら軟骨を移植することにはなるらしい。
だから、今後それをどうするかを決めることになるけど、どうしようかなーって感じ。
放置しても治らないので手術という方法が最適らしいけど、手術するほどでもないような感じもするし。
普段は特にずっと痛い訳じゃなくて、角度によって痛みが走る感じ…
かなりO脚らしいので(今回初めて知った)、O脚矯正インソールを靴に入れることで痛みの軽減になるらしいから外出の時を考えると試す価値はあるかもしれない。
今日MRIを撮りブログを書いて分かったことは、洞窟の探検隊と海底の作業ダイバーにはなれないなーと再確認できたという事でした。
おしまい。