試行錯誤の結果やっと完成したね!
2021年1月4日、正月早々からこの寒い中屋外で作り始めたボール盤作業テーブルですが、その通りめっちゃ寒くてなかなか思うように作業が進まず、結果完成してこの動画を公開できるまでにほぼ1ヶ月かかってしまいました。
なんてったって、今年の1月は寒波でめっちゃ寒くて、手が悴んでまともに指が動かない状態だったぐらいひどい状況でした。
そんな状態の中、やっぱりというか、卓上ノコギリでカットしていた時に材料を抑えきれず、跳ね返ってきた材料で指を怪我するという、とてもダサいこともありました。
でも、絆創膏じゃなく「マツキヨ」のハイドロコロイドパッドを貼って見たところ、4日ぐらいで皮膚ができて膿むこともなく治りました。
あれはすごいね!
はっきりいってびっくりしましたよ。
怪我はしないに限るけど、切り傷擦り傷などしてしまっても大丈夫!と言ってた矢先にまた指をカットしてしまったのですが、ここはもう知恵がついているので早速ハイドロコロイドパッドを貼って治しました。
まぁ、そんなこんながありましたが、やっと完成しました。
これ何?
動画を視聴していただくとわかりますが、これなんだと思いますか?
これ、普通なら捨てるような完璧な端材です。
モデ、それが今回必要な部分に想像ではぴったりの形だったので、それをディスク&ベルトサンダーで削ったのがこれです。
で、これは何?っていうことですが、これはフェンスの集塵口部分の固定用パーツです。
そもそも、合板の隙間(未接着部分)があったので、それを利用しようと思って端材でこれを作りました。
だから、通常はフェンスを作る際には必要のないものです。
これでフェンスの吸込み口の中心に間仕切りを付けたことで、木屑の吸込み力も上がり、フェンスとしての役目のしっかりできるようになりました。
動画を観てもらうとわかりますが、このフェンスに取り付けている集塵ボックスは小さく狭いと感じるかと思いますが、このぐらいで実は十分なのです。
むしろ、少し大きいぐらいです。
基本的にはホースと同じサイズがあればOK。
ただし、吸入パイプの内径は24mmなので大きな木の破片は吸い込みが難しいかもしれませんが、大体が細かい木の粉なのであまり問題ではないですし、実際動画の最後では動作確認をしていますが、全く問題なく使えました。
結果的に、この間仕切りを取り付けたことで吸込み口が2つになって吸引力も強くなり快適になりました。
Tスロットの内部が広すぎて…
Tスロットの内部、要するにTボルトの頭が入りところですが、テーブルの上面プレート類とベースの合板を張り合わせる前にレールへスペースを埋める木の棒を接着する必要があったのに、それをすっかり忘れていて、それに気付いたのが全てガッチリ接着された後というとんでもない失態をしてしまいました。
そんな状態から取り付けることなどできるはずもなく「ここまで作ったのにどうするのこれ?」と途方に暮れていました。
なんでか!というのも、それを取り付けないとTボルトをいくらナットで締めても内部で引っかからずくるくる回って止まらないのです。
これではクランプをしっかり止めれず、全く意味がなくなってしまいます。
そこで考えたのが、接着剤を垂らして木の棒を差し込み、そして圧着して固定するというものです。
これは作業台だけでなく、フェンスも同様です。
フェンスにはリミッタを取り付けるために、ここにもTスロットがあります。
このTスロットのレールに使っているアルミ面取ジョイナーというパーツの幅が11mmあるので、どうしてもそれに合わせて作る必要がありました。
なので、Tボルトの太さが6mmでそれにプラス両側に11mmずつあるため、合計で内径28mmはあるわけです。
設定は余裕を見てプラス1mm取っているので、実際は内径の合計29mmで作っています。
それでTボルトの頭の幅が10.6mmなので11mmのスペースがあればOKなのです。
そこで、必要なのは木の棒ですが、これは今回使っている9mm厚の合板を、スロット内部の高さが4mmなので丸ノコで4mm幅でカット。
それを狭いところに接着剤で取り付けるというっ作業となりました。
結果的に画像のように隙間が埋めることができ、この方法が奏功してTボルトが使えるようになりました。
うっかりしてんじゃねーよ!ということです(笑)
動作テストしましたが
テーブルとフェンスへもスロット部分の修正は完了し、めでたくボール盤作業テーブルが完成しました。
フェンスにはテープメジャーを貼り付けて動作テスト準備完了!
集塵機のスイッチを「連動」にしてからボール盤のスイッチをON!
ボアビットで穴あけすると木屑がたくさん出てくるので、集塵能力のテストには最適です。
動画で観るとよくわかると思いますが、木屑が勢いよく吸い込まれていくのがわかります。
ホールドダウンクランプ、ストッパー、そしてフェンスのリミッタそれぞれしっかり機能しており、対象物をがっちり固定できていました。
吸い込みもバッチリだったので、動作確認は良好でした。
長かった製作作業でしたが、端材を使ってここまでできたのは満足です。
掛かった費用は、木材は0円でしたが、Tスロットボルトが約1600円、アルミ面取ジョイナーが約500円、その他テープメジャーやナットや蝶ボルトは持っていたものを利用したので実質2000円ほどで作れました。
木材以外全て揃えても3000円ぐらいの費用で作れると思います。
あと必要なのは、手間と時間だけ!
おしまい