3つの端材で組み立てるスマートフォンスタンド
私はその時、うつらうつらしていてその揺れに全く気付くことなく意識と無意識の合間をゆらゆらしていましたが、福島県沖で発生したいきなりの地震に関東周辺の方々は大きな
恐怖を感じたと思います。
あの東日本大震災の記憶が蘇るような揺れだったと思います。
この地震で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
ここ関西も南海トラフ地震の予測もあるので、何かしらの対策もしておく必要があるだろうと思っています。
さて、それでは今回のDIYですが、今回は大きなスマートフォン立て、いわゆる「スマホスタンド」が必要だということで作ったもので、合計3つのうち2つはプレゼントしました。
プレゼントと言っても、残り物の端材で作ったものですので、非常にシンプルな形で質素な造りとなっています。
質素な造りと云えど、中心のジョイント部分はそれなりの工具が必要でしたので、簡単に作れると言っても多少の準備は必要です。
その今回使用した工具は、いつものトリマー(BOSCH/PMR500)と、SK11ボール盤(SDP-300V)、H&Hベルト&ディスクサンダー、そしてそこそこ古い卓上丸ノコ(Makita)と丸ノコです。
それぞれを用いてシンプルなスマートフォンスタンドを作りました。
簡単に作れるけど、細かいところにも気を配ります
今回はやはりトリマーがないと溝を彫れないので、シンプルであってもなかなか作るのが難しかったかもしれません。
溝がなければ、板を合わせて溝のように作ることもできますが、強度面や見た目の問題もあるでしょう。
でも、このトリマーがあると一発で溝彫りができて重宝します。
丸ノコや卓上丸ノコもなければ正確なカットができないので困りますが、このベルト&ディスクサンダーは今回の制作物にはなくても問題ない工具ではありますが、この工具の圧倒的な威力は素晴らしいものがあります。
今回は角を削って丸くするだけでしたが、通常この工具を使う時というのは、何かを「削る」ということだけなんですが、この削るという作業がかなりの労力を使うのでベルトサンダーがあると非常に作業時間の短縮と正確さが得られます。
本当に、サンドペーパーでゴシゴシ削ってられませんからね。
サンドペーパーは今では仕上げのために使うものとなっています。
この「角を取る」という作業は、なんてことのない工程だと思うかもしれませんが、角を取るだけで非常に安全で使いやすくなるのでオススメです。
ちょっとしたことに気を配って作るのは大切なことだと思っています。
あとは、底面に貼り付けるゴム足です。
薄いゴム板をカットしてゴムのりで貼り付けたわけですが、これをするだけで非常に安定します。
実は、スマートフォンを置く面にも滑り止めとして、幅1cmほどで縦に二本ほど貼り付けようかと思いましたが、ゴムが足りずで諦めました。
このゴム足は、結果的にビス留め固定したところを隠すこともできたのでちょうど良かったわけです。
仕上げはやっぱりシンプルにオイルフィニッシュ?
今回の作業の難関は、カットする場面が映っていませんでしたが、ジョイント部分の45度カットです。
45度にカットしていた端材を両面テープで貼り付けて角度をつけた状態で卓上丸ノコでカットしたものです。
確実に正確か!?と言われるとそこそこ正確に切れますとしか云えませんが、今回のスマートフォン立て程度なら問題ないでしょう。
通常ならテーブルソーがあれば一度に綺麗にカットできるので、やはりどうしても欲しいツールです。
今後は、スライド丸ノコ、テーブルソー、トリマーテーブルなどを揃えていきたいと思っています。
仕上げのオイルは、ワシンの木彫用オイルフィニッシュです。
もちろん油性なので、臭いが強く、それが消えるまで数日かかりますが、仕上がりが自然で表面も保護されますのでおすすめです。
最近の大きめのスマートフォンにはピッタリなサイズです。
簡単なので是非作ってみてください。
サイズ:プレートW80mm x L160mm、ベースW80mm x L120mm、ジョイント部分W80mm x H40mm x D20mm
おしまい