安価で作れる素敵なツール
今日は秋晴れで、温暖なのに暑すぎない感じがとってもDIY日和だったのですが、どうもまだまだ蚊が多く腕の裏側を集中攻撃されて怒りまくった結果、今日は4匹パッチーンして始末したいちにいですー。
ほんと、このぐらいの気候が最高です。
夏は好きですが、もうこのぐらいの気候が一年のうち半年以上続いてくれたら嬉しい。
ならば沖縄でも行っちまえという話ですな。
というわけで、今回はかなり安価な割に、実はかなり重宝するツールを作ろうとなって、そもそもは台風の後、天候が芳しくなかった事でなかなか落ち着いて作業ができなかったので、今のうちに作れるものはなんじゃろか?となり、それならばコレを今のうちに作ろうということになったのです。
それが、この「マーキングゲージ」です。
マーキングゲージなんてわざわざ作らんでもさしがねとか普通に定規とか、寸法出して鉛筆でマークするだけならメジャーコンベックスや巻尺などいろんな「ものさし」を使えばええじゃないか!?ということになると思います。
まぁそれはあながち間違いじゃないし、それで良いと思うんですけど、マーキングゲージはちょっとそれとは仕様が異なるわけです。
便利だからさっさと作れば良いものを、いつまでたっても作るの後回しにしていたので、今回作ってみてその簡単さの割にパフォーマンスが高いし非常に便利だと実感。
任意の寸法メモリに合わせておけば、対象物に当ててスライドさせて行くだけで直線が引ける優れものなのです。
もちろん、マーキングゲージというので、寸法を出した位置でチェックできますし、もっというとメモリを合わせておけば、その寸法でどこでも何個でもマーキングできるのです。
これはさっさと作っておかなきゃダメでしょ?
ただ、今回は小さなタイプなので、また頃合いを見て30センチ以上のルーラーを使ったゲージを作って見ても良いかと思います。
とりあえず、今回は小さなものを2種類作ることにしました。
もう1種類は別動画で公開することになりますので、そちらもぜひチェックして下さい!
個人的には、2作目の方が上手く作れたし使い勝手も良いです。
おまけでもらった中華製のルーラーを使う
今回のゲージは、たまたま中国製の工具を購入した際におまけみたいな形で付いていたものがあったのを思い出したので、そのままではあまり使わないような感じだったので、ちょうど良い機会と思いそれを使うことにしました。
ただ、なぜそのままでは使わない可能性があったのかというと、メモリ自体は狂いがないと思いますが、とにかく薄くてペラペラなので使い勝手が悪いと感じたからです。
ペラペラなのはそれはそれで使いようがあると思います。
例えば、テーブルゲームのボタンを連打させたり…いやいや古いな。
もとい。
釘を3本打ってそれに掛けてしならせてアールを作り線を引く、そうした薄さからくる柔軟性を利用して滑らかなアールを描いたりする使い方もあるでしょう。
でも、全長が15センチぐらいのものさしではそんな用途もほぼあり得ない。
だから、普段使いにするルーラーで考えると薄すぎて手に取りにくいので使い勝手がよくなく利用機会がないということになる。
だからと言って捨てることもできないという中途半端な立ち位置であったので、なんらかの「役」を与えてやらなければいけないという状態でした。
演劇でいうところの冴えない脇役に、少し捻った役柄を与えたところ、その本人の素材がうまく当てはまり、今ではもうその人しかその役柄をこなせないというようになったという感じ。
それぐらい、そのままでは使うことがなかったおまけのルーラーが端材の木と融合したことで、1つの便利なツールに生まれ変わったということになります。
しかし、そんなルーラー自体は、ホームセンターに行って見てみるととても安い。
価格帯でいうと、ステンレス製でもだいたい300円ぐらいです。
蝶ネジもサイズにより2個とか4個入りでだいたい150円しないぐらい。
鬼目ナットも同じぐらいの価格だと思いますので、全て購入しても1000円もかからないのです。
今回の場合は、鬼目ナットも蝶ネジも前からあったものを使ったのでほとんどお金はかかっていない。
もちろん、プルタブなんて捨てられる運命の一部分だったもので0円です。
用途としてマーキングゲージってどうなのか?
完成してから使ってみた感じとしては、ペラペラをそのまま使うことを考えると格段に使いやすくなった。
まぁ、全く違うツールになったので比較できるかというと無理があると思うけど、とにかく必要な寸法のところにマークしていくことに関していえば凄く便利になった。
特に線を引く場合は、指矩や定規で2〜3ヶ所寸法を測ってマーキングしてからそれらに合わせて線を引くことが普通だと思いますが、そんな面倒なことしなくても例えば端から3センチのところに線を引くとするならば、ゲージの3センチのところに設定していれば、ゲージを対象物の端につけて先に鉛筆を付けたまた同時にスライドすれば端から3センチの線が引けることになります。
いちいち、数ヶ所にチェックを入れなくても一気に線が引けてしまうので作業の捗り方が違ってきます。
気になるところは、鉛筆の芯の太さ具合によってはメモリの位置を少し調整してあげなければ、例えば3センチのところが芯の太さによって3.1とか2になってしまう可能性があるので気をつける必要があります。
でも、あんまり問題にするような事でもないでしょう。
先にも書きましたが、このマーキングゲージもとても使い勝手の良いものになりましたが、2作目のゲージはより使い勝手が良いので、作ってみようと思っている方はそちらのタイプもオススメです!
まぁ、せっかくなので同じように2種類作ってみてはいかがでしょうか?
そうそう、今回使って一番びっくりしたのは、タイトボンドの速乾強力接着性能でした。
まだ使った事がない方は一度使ってみて下さい。
コニシの白ボンドとは別格ですが、用途別に使い分けすれば大変便利に作業ができるでしょう。
おしまい