子機が親機にドッキングゥー!
以前、秋の旬である秋刀魚が不漁だとニュースに出てたけど、最近はちょっとそれなりに獲れだしたというので美味しい秋刀魚を新鮮なうちに刺身で戴きたいがやっぱりアニサキスがとっても怖いいちにいですー。
そう、肌寒い時期になってやっとこさ「ポケットホールジグ・システム」が完成したのです。
これまで1号機を作って試行錯誤の結果、木屑の排出口を作ってなんとか正常に機能したいわゆる「試作版」と言っても良いポケットホールジグから続いて、集塵機対応型の煙突付きジグがつい先日完成して動画を公開しました。
そのホールジグは、そのまま単体でも穴あけが可能ですし、集塵機のホースをコネクトできるのでサイクロン集塵機を利用して木屑の散乱を防止できて気持ちよく作業ができると言う代物ですが、親機であるスターシップにドッキングすると言う設定になっているので、今回はその親機を製作してどんな感じに穴あけができるのか試してみたいわけです。
まぁ、そのジグは子機(スレーブユニット)と言う設定なので、例えて言うとすればあのマジンガーZで言うところの「ホバーパイルダー」と言うことになります。
ホバーパイルダーとは、あの「パイルダーオーン!」と歌詞に出てくる小型戦闘機のアレです。
このホールジグ子機は同じようにスターシップの親機にドッキングしてジグシステムとして機能しますが、マジンガーZのように戦ってはくれません。
ホールジグ・システムとは?
今回作ったジグシステムは手作りなので、市販されているような3穴タイプではない、8ミリ径のパイプ2本だけなので、どこまで使えるかと言うこともありますが、先日カインズホームで8ミリと10ミリのスペーサーを購入してきたので、また暇を見て10ミリのジグも作るかと思っています。
その今回作ったジグシステムは、今までと同じくオール端材で作っているので、いろんな意味で限界もあると思いますが、なんとかありもので完成できたことが一番ホッとしています。
まぁ、感想としてはスクラップでもそこそこのモノが作れると言う達成感みたいなものはすこーしだけあります。
この親機はなんかで使ったのかが思い出せないのですが、底部に3個だけ残っていたゴム足を取り付けることで、非常に安定した穴あけ作業ができました。
まず滑らないのでどっしり感が出てくるのです。
安定した足腰、これは非常に重要な要素なようです。
それから上部ですが、材料を固定する「トグルクランプ」はアマゾンで購入、安かったです。
これまで手作りするのはちょっと面倒くさいと言うか「それ意味ある?」という感じなので、ここは確実に市販品を使うことにしました。
その先に取り付けるアジャスターボルトは近くのホームセンターで長短の2種類を購入。
基本は2×4材を基準に作ったのですが、同じくよく使う1×4材も使えるようにと思い長い調整ボルトも購入したのです。
これは動画内でも取り付けした部分があるのでチェックしてみてください。
後ろ側にはその子機を設置するためのドッキングステージがありますが、子機の蝶ネジを外してから取り付け用に作ったハンドルネジで取り付けるようになっています。
その際の蝶ネジは親機のジェット噴射口の位置にねじ込めるよう鬼目ナットで収納庫を作っているので、そこにねじ込んでおけば失うことは無いでしょう。
使い方は至って簡単で、上記のようにセットしたら子機の吸入口(煙突)へサイクロン集塵機のホースを差し込みます。
集塵機本体には電動ドリルのコードを挿しておき「連動」に合わせておけばOK!
これでドリルのスイッチを入れると集塵機が同期して吸い始めますので、穴あけすると木屑は集塵機へ吸い込まれるという仕組みです。
実際に試し掘りして見たところ動画にもあるように、ほとんどの木屑が吸い込まれていて、材料の穴に少し詰まっているものが出てくる程度でした。
穴もキレイに開いているので、基本的な機能としては完璧な仕上がりになったと思います。
製作で苦労した点はどこ?
全部!と言いたいところですが、この親機自体は意外と簡単に作れました。
それはやっぱり工具類のおかげというか、工具がほとんど仕事をしてくれるので、本当に道具は揃えたほうがいいと思っています。
そんな思っていることと現実的なことには大きな差があるので、何でもかんでも揃えれるかというとそうでもないわけです。
今回は、やっぱり先日に購入した「H&H ベルトサンダー&ディクスサンダー」です。
これがあるだけで研磨は断然早い!
早いとかいうレベルではなく、ものすごく早い。
あんな手作業でサンドペーパーを敷いてガリガリしてるのアホらしい。
ただ、ベルトサンダーでできる事と手作業で削る事とはできることが異なるので、比較できるかといえば確実にそうでもない。
でも、本当に便利でありがたいマシーンです。
あとは、マキタのジグソー4329ね。
ジグソーも便利だわー、ほんまジグソーがなければマウントパーツの溝掘りだけで日が暮れてましたわ。
そう、そのマウントパーツの溝掘り、この作業が一番手間がかかった作業でした。
動画にもあるように、これから作ろうと思っている人へどの方法が実際にやりやすいのかを考えてもらえるように3種類の方法を撮りました。
おそらく、一番コストがかからずそこそこ早くできるのが「糸鋸」でしょう。
まっすぐ切れないのが好きじゃないのですが、カットラインに沿って何か木材または定規のようなものを当ててガイドにすればそれなりにキレイに切れるかと思うので、そういった方法もありだと思います。
レザーソーは、とても良いノコギリなのですが、切り幅が短いのでちょっと切りにくいと思いますので、これはお勧めしませんが、是非やってみたと思われるツワモノがいましたらどうぞやってみてください(笑)
できたらその動画見せて欲しいです。
30センチほどの切り幅があるのであればレザーソーはとっても良いツールだと思います。
あともう1つ、BOSCHのトリマーを持っていて、そのトリマーでやるという方法もあるのですが、今回は試していません。
というのも、トリマーの場合きちんとガイドを設定しなければとんでもないところまで掘ってしまう恐れがあるのでかなりリスクが高い。
ただ、それさえきちんとやっていれば正確にキレイな溝が掘れるのは間違いないです。
この場合も、動画にあるように(ドリル穴あけが汚いですが)穴をたくさん開けておいてからトリマーで一気に削るのがブレードに負担がなくて良い方法だと思っています。
穴を開けないで溝掘りするならば、少しずつ何回かに分けてブレードの長さを変えながら掘っていかないとトリマーに負荷がかかりすぎるので避けなければいけないからです。
ジグソーの場合も同じく、ある程度の穴を開けておけばカットは早いですが、ジグソーの場合はスタートとゴール地点の2箇所に穴を開けておけば大丈夫だと思います。(ブレードが入る程度の穴が必要ですが)
今回は、ジグソーの性能に助けられましたが、持ってなければガイドをつけて糸鋸で地道にカットしていたでしょう。
おしまい